国立ハンセン病療養所・長島愛生園は世界遺産登録に向けた運動が進む貴重な建造物。回春寮は隔離政策の歴史を物語る1930年建築の鉄筋コンクリート平屋。今回の補修は、外壁に空洞ができたり、柱の鉄筋がむきだしになるなどの老朽化を補修し劣化の防止を図るもの。一般的なリフォームや再生とは異なり、一新するのではなく、さびの除去やモルタルやゼリー状の樹脂の注入になります。